バイクのバーエンドは、ただの装飾品だと思っていませんか?
このバーエンド実は、バイクの走行を快適にするために重要なパーツであったのです。
では、どんな役割があるのかについて記載したいと思います。
目次
バーエンドの役割
どんなバイクでも少なからず走行中は、「振動」が発生してしまいます。
この振動の主な発生源は、エンジンにあります。
エンジンの振動がハンドルに伝わり、ハンドルを握っている手にもその振動が伝わります。
ずっと手に振動を与え続けると疲れが出てしまいますよね。
この振動を極力抑える効果があるのがバーエンドの役割となります。
バーエンドが無いとどうなるのか
振動が大きくなる
想像してみましょう。
振動する物体を手で押さえつければ少なからず振動は小さくなります。
これは、物体を押さえつけることで振動に対する抵抗が生まれるので、結果として振動が小さくなります。
バーエンドも原理は同じでハンドルに錘(オモリ)を付けて振動を押さえつけることで、この振動を小さくすることが出来ます。
しかし、バーエンドが無い場合もしくはグリップと一体になっていて無いに等しい場合は、振動に対する抵抗が無いので振動が大きくなると言えます。
転倒した際にハンドルが破損する可能性がある
バーエンドがない状態で立ちごけしたとしましょう。
バイクを倒したらハンドル部分に直接衝撃が伝わります。
衝撃が直接伝わってしまうことでハンドルに歪みが発生してしまう恐れがあります。
(そんな貧弱なハンドルは無いと信じたい)
バーエンドは、転倒した際のハンドルに対する衝撃を緩和してくれる効果もあります。
バーエンドの選び方
バーエンドには、1個あたりの重さが50g程度の軽いものから300g以上の重いものまであります。
スーパースポーツタイプやメガスポーツタイプのようにハイパワーなバイクの純正バーエンドは、比較的重いものを使用していることがあります。
ハイパワーなバイクは、力強い走りを実現するため、振動が大きくなりがちです。
このハンドルの振動を極力抑えるためにわざと重くしていると思われます。
ちなみに私が好きなバイクGSX1300R 隼(ハヤブサ)の純正バーエンドの重さは1個あたり330gあるそうです。
また、軽いバーエンドは、1000円前後と比較的安価に購入でき、自分のバイクにちょっとしたアクセントを加えることもでき、車重の軽量化も図れます。
しかし、走行中の振動が大きくなる可能性があるので注意が必要と思われます。
私個人の考えで言うと純正のバーエンドと同等以上の重量は欲しいところですね。
おすすめのバーエンド
おすすめのバーエンドは、「SPEEDRA (旧SSK) ヘビーウェイトハンドルバーエンドスライダー ロングタイプ」
※こちらの商品はGSX1300R 隼(ハヤブサ)用になります。
「SPEEDRA (旧SSK) ヘビーウェイトハンドルバーエンドスライダー ロングタイプ」の1個あたりの重量は約260g(ボルト含まない重さ)で重めな設計になっていますが、GSX1300R 隼純正のバーエンドより100g程軽くなっています。
おすすめポイント①:交換の自由が利く
バイクを倒してしまった場合、先端にある黒い部分がスライダーの役割をするので、傷がつくのはこの部分だけになります。
この部分は、交換の自由が利き、傷がついたら数百円で交換可能!
そして、色のついた部分は錘(オモリ)のカバーのようなもので、こちらも1000円前後で交換可能となっております。
やっぱ色合わないなーと思ったら手軽に交換できるので好きな色に変えるのもいいかもしれません。
おすすめポイント②:Amazonでの評価も高い
Amazonではこの商品をトータル58人が評価(2019年11月13日時点)しており平均の評価は★4.5と高得点
バーエンドにしては高い値段設定となっていますが、この評価がその良さを表していると考えていいでしょう。
高評価をした人のコメント
バーエンドの取り付け方
GSX1300R 隼のバーエンドを交換する場合は、バーエンドに六角ネジがあるので六角レンチでネジを外します。
(5年間使った汚く傷だらけの純正バーエンド)
外したらそのまま簡単に抜けます。
付ける時は同じようにバーエンドを差し込んで六角レンチで締めるだけなので1個あたり5分もかからないと思います。
そして完成品がこちら
赤のブレーキレバーと赤のバーエンドで割とかっこよく仕上がったのではないでしょうか。
最後に
おすすめしておいてアレですが、結局のところ純正が一番安心してバイクを操作できるのではないかなと思います。
メーカが最適とした重量や質のバーエンドを選定しているのでパフォーマンスに良し悪しが出る賭けをするなら間違いなく純正が一番と考えています。
しかし、見た目のアクセントが欲しい場合には取り替えてみるのもバイクを楽しむこととしてはかもしれません。
その際は、各商品の仕様や適合車種をしっかり確認してから購入しましょう。