バイクの雑誌やカタログを見ると必ずスペック表(主要諸元)が記載されています。
バイク初心者はもちろんのこと、スペックに興味ないという人は、見てもあんまり分からない人は多いはず。
大抵の人は排気量のような免許を持っていれば誰でも知っているような内容しか分からないと思います。

そこで今回は、バイクのスペック表の見方をGSX1300R 隼(ハヤブサ)のスペック表を基に解説していこうと思います。
(一応メインは「GSX1300R 隼」のサイトなのでw)

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スペック表(主要諸元)とは

スペック表は、主要諸元ともいい、対象となるバイクの性能や排気量、車高・幅・長さなどの情報が記載された一覧表のことを指します。
バイクの購入を検討している方は、このスペック表を読み解くことができると、より一層バイク選びが楽しくなると思いますので是非、最後まで読んでいただければと思います。

GSX1300R 隼のスペック

今回は、GSX1300R 隼のスペック表を、SUZUKI公式ホームページから引用させて頂きました。
なお、このスペック表は国内最終モデルである2018年式 GSX1300R 隼のスペック表となります。
(スマートフォンでご覧になっている方は横向き推奨)

型式EBL-GX72B
全長 / 全幅 / 全高2,190mm / 735mm / 1,165mm
軸間距離 / 最低地上高 1,480mm / 120mm
シート高 805mm
装備重量266kg
燃料消費率国土交通省届出値:定地燃費値28.0km/L(60km/h) 2名乗車時
WMTCモード値17.6km/L(クラス3、サブクラス3-2) 1名乗車時
最小回転半径3.3m
エンジン型式 / 弁方式X704・水冷・4サイクル・直列4気筒 / DOHC・4バルブ
総排気量1,339cm3
内径×行程 / 圧縮比81.0mm × 65.0mm / 12.5
最高出力145kW〈197PS〉 / 9,500rpm
最大トルク155N・m〈15.8kgf・m〉 / 7,200rpm
燃料供給装置フューエルインジェクションシステム
始動方式セルフ式
点火方式フルトランジスタ式
潤滑方式圧送式
潤滑油容量4.0L
燃料タンク容量21L
クラッチ形式湿式多板コイルスプリング
変速機形式常時噛合式6段リターン
変速比1速2.615
2速1.937
3速1.526
4速1.285
5速1.136
6速1.043
減速比(1次 / 2次)1.596 / 2.388
フレーム形式ダイヤモンド
キャスター / トレール23°25′ / 93mm
ブレーキ形式(前 / 後)油圧式ダブルディスク(ABS)/ 油圧式シングルディスク(ABS)
タイヤサイズ(前 / 後)120/70ZR17M/C(58W)/ 190/50ZR17M/C(73W)
舵取り角左右30°
乗車定員2名
排出ガス基準平成19年国内排出ガス規制に対応

何が書いてあるのか分かりません!という方のために1つずつざっくり解説していきます。

スペック表の見方

項目内容各項目の意味
型式対象バイクの型番が記載されています。
全長 / 全幅 / 全高対象バイクの全長・横幅・高さが記載されています。
軸間距離 / 最低地上高 対象バイクの前輪の軸と後輪の軸の距離の距離が記載されています。
分かりやすく言うと、前輪の中心と後輪の中心までの距離を指します。
シート高地面からシートまでの高さが記載されています。
装備重量車重が記載されています。
※カスタマイズされておらず、燃料も入っていない素の重量
燃料消費率
国土交通省届出値:定地燃費値平坦路を時速何キロで走行した場合、1Lあたり何キロ走行できるかが記載されています。
GSX1300R 隼の燃費については、こちらをご参照ください。
WMTCモード値国際基準で定められた計算方法により算出された、実態に近い燃料消費率が記載されています。
詳細はこちらを参照してください。
最小回転半径バイクを直立状態にさせハンドルを左右どちらかに切っている状態で1周周った時に出来る円の半径が記載されています。
分かりやすく言うと小回りのしやすさが記載されています。
エンジン型式 / 弁方式別途記載
総排気量対象バイクの排気量が記載されています。
内径×行程 / 圧縮比別途記載
最高出力馬力が記載されています。
数値が高ければ高いほどスピードを出しやすいと言えます。
kW:国際単位
PS:旧表示
rpm:1分間に回転するエンジンの回転数
最大トルク加速のしやすさが記載されています。
数値が高ければ高いほど加速がいいと言えます。
N・m:国際単位
kgf・m:旧表示
rpm:1分間に回転するエンジンの回転数
燃料供給装置燃料をエンジンへ送り込む方式が記載されています。
フューエルインジェクションシステム:電子制御燃料噴射装置ともいい、電子制御を用いてエンジンに霧状の燃料(混合気)を噴射する装置
始動方式エンジンの始動方式が記載されています。
点火方式エンジン点火を行う際に必要な火花を出す方式が記載されています。
フルトランジスタ式:現在主流の点火方式
潤滑方式エンジンオイルの潤滑方式が記載されています。
圧送式:エンジンオイルをオイルポンプで加圧した後、各パーツへ供給する方式
潤滑油容量エンジンオイルの容量が記載されています。
燃料タンク容量ガソリンタンクの容量が記載されています。
クラッチ形式クラッチの仕組みが記載されています。
湿式多板コイルスプリング:クラッチオイルを使用した仕組み
変速機形式ギアチェンジの段階が記載されています。
変速比エンジンの回転数とタイヤの回転数の比率が記載されています。
タイヤが1回転する間にエンジンは、それぞれの数値分回転しています。
この数値が高いとタイヤの回転数が低くエンジンの回転数は高いことを表します。
この数値が低いとタイヤの回転数は高くエンジンの回転数は低いことを表します。
減速比(1次 / 2次)ギアチェンジした後の回転数とタイヤの回転数の比率が記載されています。
1次:エンジンの回転を直接減速する値が記載されています。
2次:タイヤに力を伝えて減速する値が記載されています。
フレーム形式フレームの種類が記載されています。
キャスター / トレールキャスター:フロントフォーク(前輪のホイールを支えているパーツ)が垂直状態からどのくらい傾いているかが記載されています。
トレール:キャスターの角度とキャスターが垂直時を比較し、その距離が記載されています。
トレールが大きい場合は、真っ直ぐ走行する際の安定性はいいが、ハンドル操作は重くなります。
トレールが小さい場合は、ハンドル操作は軽くなりますが、真っ直ぐ走る際の安定性は失われます。
ブレーキ形式(前 / 後)ブレーキ方式が記載されています。
タイヤサイズ(前 / 後)タイヤのサイズが記載されています。
タイヤ交換をする際は、ここに記載されたサイズを指定しましょう。
舵取り角左右ハンドルが垂直状態からどの角度まで切れるかが記載されています。
乗車定員乗車可能な人数が記載されています。
排出ガス基準日本国内の排出ガス規制に対応しているかが記載されています。

 

エンジン型式 / 弁方式

エンジン型式/弁方式に記載されている「X704」「水冷」「4サイクル」「直列4気筒」「DOHC」「4バルブ」の各項目について記載します。

X704

エンジンの型式が記載されています。

水冷

エンジンの冷却方式が記載されています。
GSX1300R 隼はハイパワーであるがゆえに発熱量が半端ではないため、水冷が採用されています。

4サイクル

エンジンを動かすための燃焼行程が記載されています。
以下、Weblio辞書からの引用となります。

4スト、4サイクルともいわれ、その名の通り4つの行程で燃焼を完了させるエンジンのこと。ここでいうストローク(行程)というのは、ピストンが一回下がる、または上がる片道の行程のことで、4ストロークとはピストンが2往復すること。具体的な行程としては以下の通り。
(1)「吸気」ピストンが下がって、混合気を吸い込む。
(2)「圧縮」ピストンが上がって、混合気を圧縮する。
(3)「燃焼」スパークプラグから火花が飛び、圧縮された混合気に引火、燃焼する(ピストンは下がる)。
(4)「排気」ピストンが上がって、燃焼後の混合気(排気ガス)を外に排出する。
4ストロークの他に2ストロークのエンジンがあるが、構造上エンジンオイルを一緒に燃焼してしまうので環境性能を向上させることが難しく、近年は減少傾向にある。現在では市販されているモデルのほとんどが、この4ストロークエンジンを採用している。

直列4気筒

エンジンのシリンダーの数と配列方式が記載されています。
「直列」「V型」「水平対向」などの種類がありますが、書いてもわかる人にしか分からないと思うので、詳細には書きません。
エンジンってこんな風に動いてるんだなー程度に思ってもらえれば結構です。

【直列4気筒エンジンの動き】


画像元:
Basic Engine Parts – HowStuffWorks

【V型エンジンの動き】


画像元:Basic Engine Parts – HowStuffWorks

【水平対向エンジンの動き】


画像元Basic Engine Parts – HowStuffWorks

内径×行程 / 圧縮比

私もよくわかっていません(笑)
なので、こちらは引用させて頂きました。

内径(ボア)はピストンが往復運動をするシリンダー内側の直径を示した数字で、行程(ストローク)はピストンが往復運動をする距離を示しています。

内径の数字よりも行程の数字のほうが大きいタイプのエンジンをロングストローク型エンジンと呼びます。ロングストローク型エンジンは、一般にトルクを出しやすいとされていて、実用エンジンに多く採用されています。逆に内径の数字のほうが大きいタイプを、ショートストローク(あるいはオーバースクェア)型と呼びます。ストロークが短いほど回転数を高めやすくなるので、高回転型のスポーティなエンジンにショートストローク型が多くなります。

おわりに

説明は以上となります。
簡単にスペック表の見方を書きましたが、それぞれのスペックの意味を理解できたほうが日常のメンテナンスもしやすいと思いますし、バイクを選ぶ際の参考にもなると思います。

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