梅雨の時期のツーリング 走行中の雨対策3選

6月も2週目となりました。
毎年やってくる『梅雨』はバイクに乗る機会もかなり減りますね。

2019年 東京の梅雨の時期は26日連続で雨が降り続いてました。
2020年今日現在では晴れの日が多いですが、今年はどのくらい雨が続くでしょうか。

この梅雨の時期、雨が降ってるもしくは降ることが分かっているのにわざわざバイクで出かける人は仕事上やむを得ない人以外はほとんどいないでしょう。

そこで今回は、バイクで走行中に雨が降る可能性があるもしくは雨の中走行しなければならないときの対策を5つ紹介したいと思います。

ヘルメットのシールドを加工する

バイクのシールド部分に防曇(ぼうどん)・撥水(はっすい)スプレーを吹きかけておくと雨に降られてもある程度視界は確保されます。
ゲリラ豪雨クラスには恐らく耐えられないと思いますが、普通の雨でしたら問題ないでしょう。

ということで、人気の防曇・撥水スプレーは何かを天下のAmazonで調査してみたところ、車体への撥水スプレーはありましたがヘルメットに対する製品って意外と無いんですね。
その中でも高評価を受けていたのは「ヤマハ(YAMAHA) ヤマルーブ ヘルメットシールド撥水剤」でした。

 

比較的安いものとしてはこちらがあります。

 

どちらも雨に1回降られたら毎回塗布しなければなりませんが、やっておくと全然違います。
何より前が見えなくなるのはとても危険です。

車であればワイパーがありますが、バイクにはありませんので、事故が発生する可能性が高くなってしまいます。
事故を防ぐためにも防曇・撥水スプレーを吹きかけておきましょう。
※雨に降られなくても数日すると効果は切れてしまうので、出発する前くらいに塗布しておくといいでしょう。

あとついでにミラーも見えづらくなるので、ミラーにも塗布しておきましょう。

速度を落とす

雨によって路面が濡れると転倒するリスクが高まります。
車であれば、タイヤが4つあるので安定性で言えば車方が上ですが、車でさえスリップしてしまいます。

バイクはタイヤが2本しかありませんので、より危険です。
また、ハイグリップタイヤのようなタイヤの溝が少ないタイプのタイヤを使っている人は水はけ性能がツーリングタイヤよりも劣ることがあるので、さらに注意しなければなりません。

このようにバイクで雨の中を走行するときは危険がたくさんあるため、いつもより速度を控えめに。
稀に雨の中でもぶっ飛ばして行く人がいますが危険なのでやめましょう。

特に「白線」や「道路のつなぎ目」「マンホール」は滑りやすいポイントでもよく知られています。
路面が濡れている状態で速度を出し、これらの上を通過するとスリップしてしまうことがあります。

余談ですが、GSX1300R 隼には「モード機能」があります。
アクセルレバーの付近に「MODE」と書かれた「▲」「▼」ボタンがあると思います。

Aモードは晴れの日用、BモードはAとCの中間、Cモードは雨の日用となっています。

Aモードにすると隼本来の性能をフルで出すことができます。
Bモードはそこまでパワーを必要としない街乗りなんかに向いているかもしれません。
Cモードは雨の日用ということでパワーはほとんどでませんので、スピードも出しづらくなります。

デフォルトはAモードなので、雨に降られたり雨上がりのときは「Cモード」にしてみるのもいいかもしれません。

体温を奪われないようにする

バイクで走行中雨に降られてしまったらずぶ濡れになる前にレインコートに着替えましょう。
高速道路の上ではPAやSAまで止まることが出来ませんので我慢するしかありませんが、なるべく早い段階で着替えましょう。

あくまで個人的にやっていることですが、降水確率が30%超えたらカバンにレインコートを忍ばせるようにしています。
※降水確率10%で勢いよく降られたこともありましたので…

真夏でしたらマシですが、梅雨の時期である6月はまだ多少の涼しさを感じます。

そんな中、バイクは生身なので雨で濡れた服を着たまま走行すると風に当たり続けるため、どんどん体温を奪われてしまいます。
濡れた服を着続けて体温が低下すると運動機能まで低下してきます。

これにより手が震えて細かい操作がしづらくなるため、正しいアクセルワークやクラッチワークができなくなります。
症状が進行すると状況判断能力まで鈍くなるそうです。

こうなる前に最寄りの休憩所へ行きましょう。

さいごに

一般常識というかよく言われていることというかを今回綴ってみました。

バイクにとって雨は危険を誘発する存在ですが、なるべく雨が降る予報が出てるときは乗らないほうが自分の身を守る上でもいいですね。
"雨の中でもバイクに乗ることこそがー!”というツワモノに私はなるつもりはありません笑

しかし、仕事などでやむを得ないときは十分注意してください。
数年前に鳥取から東京まで帰るとき台風と鉢合わせするという地獄を2回みたことがあります。
強風に大雨は最悪です。

また別の日では台風よりもひどいゲリラ豪雨に見舞われ完全に視界が奪われ前の車に追突する可能性すらあった状況もありました。
もう一度言います。

雨を見くびってはだめです。

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