バイクを買うにはいくら貯金すればいいのか

免許を取ったらバイクが欲しくなるのはライダーの性だと思います。
というか、バイクに乗りたいから免許を取ったのだと思いますが、バイクを買うには一体いくら貯金があればいいのでしょうか。

一般人からしたら決して安い買い物ではないので、維持費やローンの支払いなど色々不安があると思います。
今回は、バイクを買うにはいくら貯金すればいいのかについて記載したいと思います。

乗りたいバイクを決める

貯金をするにもまずは、車種から決めなければなりません。
乗りたいバイクが既に決まっている人はこの章を読み飛ばしてください。

車種によって値段は変わりますし、中古か新車かによっても値段が変わってきます。
排気量によっては、車検が必要にもなったりするので、乗りたいバイクが決まっていないのであれば、まずは乗りたいバイクを決めましょう。

自分の免許でどのバイクに乗れるのか確認する

まずは、自分の免許でどのようなバイクが乗れるのか知る必要があります。
中型自動二輪免許しかないのに大型車を購入しようとした場合、別途大型自動二輪を取得しなければならないので重要なポイントとなります。

例えば、原付免許であれば排気量50cc未満、小型自動二輪免許であれば排気量125cc未満、中型自動二輪免許であれば排気量400cc未満、大型自動二輪免許であれば日本で売られているバイク全ての車種を運転できます。

免許の種類で運転できるバイクの詳細は、こちらをご参照ください。

乗りたいバイクの候補を探す

乗ってみたいバイクをカタログだったり評価サイトだったり、バイク販売店を周ってみて現車確認をしてみたりして乗りたいバイクを決めましょう。
「見た目が好み」「足つきがいい」「評価がそれなりにいい」どんな理由でも構いません。
色々見たり聞いたりして自分が乗ってみたいバイクを探してみましょう。

こちらも参考にしてみては如何でしょうか。

相場を確認する

乗りたいバイクの候補が出来たら相場を確認します。
対象のバイクが「新車」「中古車」「新古車」によっても値段は変わります。

インターネットが発達した今、情報がたくさん載っていますので積極的に活用していきましょう。
バイクの値段の相場を確認するには、バイク・オートバイ情報満載|バイクブロス(BikeBros.)がおすすめです。

バイクブロスには、多種多様なバイクが掲載されています。
相場を調べるには十分と言えます。

ちなみに、私の2013年式 GSX1300R 隼(ハヤブサ)の相場は、購入当時(2014年)の相場は新車で180万円前後、1年落ちの新車で160万円前後、中古車で100万円前後でした。

貯金の目標額を決める

大体の相場が分かったら、貯金の目標額を決めます。

概算見積もりを出してみる

実際に欲しいバイクが決まったら、買う買わないは別としてお店の人に概算見積もりを出してもらってください。
そうすれば、貯金しなければならない金額も計算しやすくなります。
これをやらない場合、貯金の目標額に達しても全然足りないという不測の事態に陥ってしまいます。

現金一括払い

バイクを購入する際、今すぐに現金一括払いができるならそうすることに越したことはありません。
ローンを組めば金利が発生するので現金一括払いより多く支払うことになりますので、それが無い分安く購入できるというメリットがあります。

金利含めた金額にまで拘る超神経質な人は相場の値段+自身の生活費(2ヶ月分維持できる程度)の値段まで貯金しましょう。

現金一括払い派がバイクを購入するまでのシミュレーションをしてみます。

  • 手取りの収入は20万円、家賃や生活費などの諸々で月18万円消費するとします。
  • 欲しいバイクの相場は100万円とします。

この条件を基に計算すると毎月貯金できる金額は2万円となります。
欲しいバイクの相場である100万円を貯めるのにこの時点で50ヶ月(4年と2ヶ月)必要であることがわかります。
そして100万円貯まったからと言ってそのままバイクを買ってしまうと生活できませんので、最低2ヶ月は生きていける額も残さねばなりません。
上記の条件で言うと生活費に月18万円消費するので2ヶ月で36万円が追加で必要になります。(この時点で136万円)
総額136万円あれば、現金一括払いしても問題ないと言えます。
そしてその136万円を貯金するには、月2万円貯金して約68ヶ月(5年8ヶ月)必要であることが分かると思います。

注意
バイクには安全のためヘルメットやグローブなどが必要になります。
最悪ヘルメットさえあればバイクを購入時に引き取ることができますが、持っていなければ新たに購入しなければなりません。
ブランドもので無ければ1万円もしませんが、ブランドにも拘るのであれば更に数万円必要になるので、貯金しなければならない額も多くなります。
これらに拘るデメリットとしてはいつまで経っても購入できる時期が来ないということに注意が必要となります。

ローンによる月々払い

大半の方は生活費などもあるので現金一括払いが出来ないと思います。
そこで現金一括払いは出来ないけどバイクが欲しいのならローンを組むことをオススメします。
月々の支払いを抑えつつバイクを維持できるのでとても便利です。
デメリットとしては金利が発生するので現金一括払いよりも多くの金額を支払うことになります。
ローンを組む気があるならこの点に関しては目を瞑りましょう。

また、バイクを購入時には頭金を出すと月々の支払いが更に楽になることもあります。

ローン払い派がバイクを購入するまでのシミュレーションをしてみます。
条件内容は、現金一括払い派でシミュレーションしたときと同じとします。

  • 手取りの収入は20万円、家賃や生活費などの諸々で月18万円消費するとします。
  • 欲しいバイクの相場は100万円とします。
  • 頭金は30万円貯めるとします。
  • ローンは5年払いとします。

この条件を基に計算すると毎月貯金できる金額は2万円となります。
ここまでは同じです。

頭金の30万円を貯めるには15ヶ月(1年3ヶ月)かかります。
15ヶ月後に頭金30万円を支払ってバイクを購入し、5年ローンを組みます。
この時、100万円から30万円を引いた額70万円をローンにすることとなります。

単純計算70万円を5年払いにすると月々約1万2000円になります。
手元には毎月2万円残るので払って行くことができますね。
最初に1年3ヶ月貯金の期間があり、更に5年ローンでトータル6年3ヶ月頑張れば完済できます。

現金一括払い派vsローン派

現金一括払い派でシミュレーションをした場合、手元にバイクが届くのは貯金を始めて5年8ヶ月後
ローンを組んだ場合、手元にバイクが届くのは貯金を始めて1年3ヶ月後
この4年5ヶ月の差は大きく、ローンでバイクを購入した場合、既に慣らし運転どころかバイク仲間も増えて、愛着も湧いていることだと思います。
なにより、現金一括払いと5ヶ月の差だけで完済できるのも大きいと思います。
※現金一括払いを否定してるわけではありません。

神経質になって現金一括払いをするよりローンの方が圧倒的に早く欲しいバイクを手に入れることができ、完済の時期もほとんど変わらない点で言えば、ローンを組むのもメリットとしてあるのではないでしょうか。

最後に

ここまではバイクを購入するまでの貯金になります。
バイクを買ったらメンテナンスや車検または点検などで別途お金が必要になります。
バイクの維持費に関する記事も書いていますので、もしよろしければご参照ください。

 

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