最近愛車の隼の消耗品交換にハマってます。
で、2020年に入ってから色々な消耗品を交換しました。
- バッテリー
- エアフィルター
- ブレーキパッド
- オイルエレメント
- エンジンオイル
- ブレーキフルード
- スパークプラグ
そして今回はフロントフォークのオーバーホールを依頼してきました。
オイルエレメント・オイル交換・スパークプラグ・ブレーキパッドは適度に交換してますけどね。
今回はフロントフォークをオーバーホールするとどうなるのかについて記載したいと思います。
目次
フロントフォークとは
フロントフォークは、バイクの前輪にある棒状のものです。
どのバイクでもフロントフォークは、前輪に2本あります。
フロントフォークの役割については、グーバイクさんの記事を引用したいと思います。
フロントフォークとは、バイクの前タイヤを挟み込むようにして備わっている、2本の梁のようなパーツです。このパーツの中にはバネとオイルが入っており、路面走行中の衝撃やブレーキ時のショックを吸収するフロントサスペンションと同様の働きを持っています。
分かりやすく言うと段差を登るなら上に力が加わる
段差を降りれば下に力が加わる
ブレーキを掛ければ前につんのめる感じになり下に力が加わる
これらの衝撃を緩和してくれるのがフロントフォークの役割ということになります。
フロントフォークをメンテしないとどうなるのか
フロントフォークにはフォークオイルが入っています。
フォークオイルを交換せず使い続けるとこうなります。
※拾い画像です。(持ち主さんすいません。)
フロントフォークは、使い続けると金属が擦れ合い金属粉がフォークオイルと混じることで変色しこのようなどす黒い色になってしまいます。
フォークオイルにもエンジンオイルと同様に「粘度」というものがあります。
この粘度によってフロントフォークの減衰する力が変わってきます。
劣化したフォークオイルを使い続けると粘度がなくなり、減衰する力が低下し、フロントフォーク本来の減衰力に影響します。
影響すると言っても少しずつ影響するようなので、劣化仕切った状態で乗っていても体感では分かりにくいのだそう。
6年近く隼に乗ってますが一切気にしたことがなかった部分なので盲点でしたね。
フォークオイルの交換時期
色々とサイトを漁ってみると「5000km~1万km」程度というのが多かったように思えます。
ちなみに私の隼はこの記事を書いた時点で約25000kmですが、ショップの方に聞いたら「確かに替えてみても良いかもねー」くらいでした。
Facebookの隼仲間の先生達も「そんなしょっちゅうやるようなもんでもない」という意見が多くありました。
これらのことから、私なりの結論として2万キロ程度走った時、替えたいと思った時に替えましょうくらいに思っておけばいいようです。
もちろん走り方によって交換するべき距離というのも変わるようなので、サーキット等でガンガン走らなければこのくらいで良いということでした。
隼に適切なフォークオイルの粘度
先程フォークオイルには粘度があるという話をしました。
では、GSX1300R 隼に適したフォークオイルの粘度って何でしょうか。
フォークオイルの粘度は、ネットの諸元に書かれるような情報ではないので個人で調べるのは困難だそう。
では、どの粘度が適切なのかショップの人の調べてもらった結果、隼の場合は「15.3」という粘度が適切なようです。
数字が高ければ粘度が強く、低ければ粘度が弱いようですが、15.3前後なら問題無いとのことでした。
ということで今回選定したのはこちら「ワコーズ FK-01 フォークオイル01 フロントフォークオイル」です。
ショップの方曰く、ディーラーとかに問い合わせしないと選定が難しいと言われましたが、適正な粘度の数値が分かり、こちらの商品の粘度が「15.4」らしいので、適正の範囲内ということで選定しました。
エンジンオイルみたいに「一般的に使われてるやつ~」は通用しませんでした笑
フロントフォークのオーバーホールにかかる工賃
いろいろな記事を見るとフロントフォークのオーバーホールとフォークオイルの交換が一緒くたに書かれていたので自分もよくわかってませんでした。
で、多分これ見るとオーバーホールまでやる値段じゃなかったことに気づきました笑
先生方は、フォークオイルの交換だけやるならもう少しだけお金だしてオーバーホールまでやるべきとのアドバイスがありましたので後日再見積もりしてもらう予定としますが、フォークオイルの交換だけの値段で言うと「28,270円」でした。
内訳は、先程の「ワコーズ FK-01 フォークオイル01 フロントフォークオイル」が3本と工賃2,2000円を合わせてこの値段のようです。
※ライコランド 東雲店での仮見積もりです。
「えー3本も必要なの!?」と自分も思いましたが、GSX1300R 隼のフォークオイルの量は「520ml」らしいです。(20mlが邪魔すぎる)
そのため、500ml1本だと微妙に足りないため、3本必要になったという感じです。(フロントフォーク2本で1.04L)
3本目がほぼほぼ無駄になるのが腹立たしい…
実際オーバーホールするとなるといくらかかるのか、予想ですが「フォークオイルシール」というのも劣化することでオイルが漏れ出してしまうようなのでこれの交換を加えると3万円前後のようです。
別途見積もりが出たら掲載します!
ちなみに作業の所要時間は大体3時間だそうです。
結構大変な作業の予感_φ(・_・
2020/09/12:更新
オーバーホールを行うにあたり、必要なパーツ類を取り寄せするのに約3週間かかり、9/8に出してきました。
以下に実際かかった費用を掲示したいと思います。
- フォークオイル (1本500ml 2,090円)×2本 (結局3本目は未使用):4.180円
- 純正部品7種類14点:6,666円
- 工賃:27,500円
- 合計:37,532円
そこそこいい値段しますね。
※点検時の走行距離が15,224kmと記載されてますが、この隼逆輸入車なので本当は1.6倍するのが正しいんですよね…
こちらがレシートで使ったパーツ全種が記載されています。
自分でやる方は参考になればと思います。
オーバーホールするとどうなるのか
劣化したフォークオイルが新品になり、フロントフォーク内の各パーツがキレイになることでそのバイク本来のパフォーマンスに蘇ります。
そして、オーバーホールしたものに乗るとあたかも性能が上がったように感じるかもしれません。
また、粘度が落ちたフォークオイルでは、段差やブレーキをかけたときのショックを軽減しずらくなりますが、本来の減衰力を取り戻したフロントフォークはツーリング中の疲れも軽減してくれるでしょう。
ツーリングによる疲労が少なければ、翌日に持ち越すこともありません。
この事からもフロントフォークのオーバーホールを1度はやってみた方がいいかもしれませんね。
さいごに
今回は、普段気にしないであろうフロントフォークのことについて記載しました。
自分もブログをやっていなかったら調べもしなかったでしょうし、大変勉強になりました。
みなさんもフロントフォークのメンテナンスをやったことない方がこの記事を読んで頂けたのなら、これを機に検討してみては如何でしょうか?
※少々高いですが…
また、消耗品管理票もご活用頂ければ幸いです。