ハヤブサで走行する際何速にするのが適切なのかというのを、唐突に思いました。「都会の街中を走る」あるいは「峠を走る」、「田舎道を走る」「高速道路を走る」など様々な走行シーンがあります。
みなさんはこれらを『何速』で走行するでしょうか。適切なギア選択はあるのでしょうか。
今回はハヤブサで走行するときは何速で走るのが良いのかについて記載したいと思います。
そもそもバイクでいう『ギア』とは
ギアは変速機とも呼ばれています。
スクーターは無段変速機が搭載されておりアクセルをひねるだけで自動的にギアチェンジしてくれます。
対してマニュアル車は自分でシフトペダルと踏んだり上げたりを任意のタイミングで行いギアチェンジする必要があります。また、マニュアル車の場合大体1速~5速あるいは6速まで搭載されていることが多く、エンジンの回転数に合わせて使用するギアを選択します。エンジンの回転数に合わせて適切なギアチェンジを行わないとギアやクラッチにダメージを与えてしまう場合があるので注意が必要です。とは言え、ギアを上げていくと回転数が低くなりアクセルを回せばまたエンジンの回転数は増えるので結構変則的です。そのため、一概に何回転というのを示すのは難しいのであえて速度で示してみることにしましょう。
目安として各ギアチェンジのタイミングについて記載します。
バイクのマシンスペックによってギアチェンジのタイミングは変わりますが一般的には以下のように言われています。
1速:概ね0km/h~20km/h前後
2速:概ね20km/h~30km/h前後
3速:概ね30km/h~40km/h前後
4速:概ね40km/h~50km/h前後
5速:概ね50km/h~60km/h前後
6速:概ね60km/h以上
ちなみに私が所有しているGSX1300R ハヤブサにおける個人のギアチェンジのタイミングは大体こんな感じとなります。
少しアクセルひねったら一瞬でこの速度にはなってしまいますよね。
1速:概ね0km/h~30km/h前後
2速:概ね30km/h~50km/h前後
3速:概ね50km/h~70km/h前後
4速:概ね70km/h~90km/h前後
5速:概ね90km/h~110km/h前後
6速:概ね110km/h以上
ギアと燃費の関係
ギアは燃費が関係していることはみなさんご存知のことでしょう。
1速のときはエンジンの回転数が大きいのでパワーがあります。代わりに速度は出にくいものとなります。
逆に5速・6速になるとエンジンの回転数が小さいのでパワーはありません。代わりに速度が出やすくなります。
エンジンの回転数が大きいと燃料の消費が大きくなり、エンジンの回転数が小さいと燃料の消費は少なくなります。
とは言え、燃費を気にしすぎるあまり、イチイチ エンジンの回転数や速度に合わせてギアチェンジする人はほとんどいないでしょう。
そっちに注意が行き過ぎて他に注意しなければならないこと(例えば交通状況など)が疎かになったりしますので逆に危ないです。
また、ガチャガチャいじりすぎても少しずつギアやクラッチにダメージが与えられていくことになります。
走行箇所によって適宜ギアを選択し、あまりいじりすぎない走りをすることが望ましいと思われます。
結局何が言いたいかというと、ギアの入れ方によって燃費は変わりますが気にしすぎてはいけないということです。
それでは各走行パターンから何速で走行するのが適切なのか考えてみたいと思います。
(特にデータなどありませんし、個人の感覚論ですので注意)
都会を走る場合
信号や渋滞の多い都会を走行する場合、完全に個人の感覚ですが、走り始めから信号に引っかかって停車するまでの時間は大体20秒から長くても2分前後です。
そのため、6速までギアを上げてもすぐ止まることになるので大体3速~4速で十分です。
これはただの愚痴ですが、都会の信号機は100m~200m置きに1個ずつ設置されており(感覚論です)、「赤信号・青信号・赤信号」と交互に信号が変わるたちの悪いパターンが少なくありません。そうすると1個1個信号待ちすることになるので全然進まない上に渋滞も多発します。あれはどうにかして欲しい。
田舎道を走る場合
田舎道を走行する場合は、信号機も少なく渋滞もあまり発生しません。走り始めから信号機などで停車するまでの時間が長い傾向にあるため6速まで入れる方がスムーズに走行でき、燃費も向上した走りができることでしょう。
ただ、あまり速度を上げすぎると思わぬところで事故を起こす可能性があるのでそこは状況に応じた走行を心がけましょう。
※都会を走行するよりストレスがないので羨ましく思うことがあります。
高速道路を走る場合
渋滞がないこと前提になりますが、高速道路では基本その名の通り高速走行することになります。また、特にアップダウンも無いためパワーも必要ありません。
そのため、わざわざ3速4速で100km/h、120km/hで走行する理由もありませんので、6速で走行する一択ですね。
しかし、交通状況は日々変わっていきますので必要に応じて速度を変化させていきましょう。
峠道を走る場合
峠道はアップダウンの激しい場所が多くあります。
平坦な場所であれば5速・6速で走行してもいいと思いますが、アップダウンがある場所では急旋回するようなクネクネ道もあります。
そういった場所では速度を落とし低速で旋回することになるので3速~4速が妥当なところだと思います。
低速ギアにすると下り坂ではエンジンブレーキが強く働き、ブレーキを多様しなくて済みます。
上り坂では適度にパワーがあるのでエンストの心配を軽減できます。
まとめ
- 都会で走行する場合のギアは3速~4速で十分
- 田舎道や高速道路では6速
- 峠道などのアップダウンが激しい場所では3速~4速