【ながら運転の厳罰化】バイクはどうなる?

スマートフォンや携帯電話を見ながら運転するいわゆる『ながら運転』の厳罰化が2019年12月1日から開始された。
私はまだ情報を確認出来ていないが、厳罰化が開始されたその日から既に取り締まられた人も居るのではないだろうか。

ことの発端は2016年7月6日にリリースされた『ポケモンGO』がスマートフォンアプリで配信された。
ポケモンGOは、自分が町中を移動すると様々なポケモンと遭遇することができ、まるでポケモンの世界に行ったかのような感覚を体験できるアプリである。
しかし、このポケモンGOは、初期の段階では車で移動していても問題なかったため、車を運転しながらポケモンGOをしていたことによる事件・事故が相次いだ。

そして最近では『ドラクエウォーク』というアプリも同じような内容でリリースされた。

ながら運転による罰則

まずは、こちらを見ていただきたい。
既にインターネット界隈で出回っている画像でもあるが、罰則についての表が記載されている。

この表によれば、車もバイクも罰則は同じで、反則金は車種によってことなることが分かる。
そして違反点数は、使用しただけでは「3点」、交通の危険を脅かした者は「6点」つまり一発免停という状態になった。
また、場合によっては、懲役刑もあるというのだからかなり厳しいものと言える。

ながら運転の基準

ながら運転の基準としては、以下が挙げられる。

  • スマートフォン・携帯電話などの注視行為(約2秒以上)
  • スマートフォン・携帯電話などの操作行為

しかし、これらの基準はとても曖昧だと言える。
はっきり言えば取り締まる警察官の采配次第だ。

町中ならまだしも、高速道路などで移動している車やバイクに対してハッキリと数秒までカウント出来るのかという疑問がある。
取り締まる警察官によっては、スマートフォンや携帯電話を見たその瞬間「はい!見た~!」と言いかねない。

特にバイクの場合は、速度メーターの近くにスマートフォンを設置してナビとして使用することも多い。
自分は速度メーターを見たのにスマートフォンを見たと見なされ、検挙される可能性もある。

車の場合、たとえば車内でお菓子を食べようとしただけなのに、スマートフォンや携帯電話の操作と間違われる可能性もある。

取り締まりで呼び止められたらどうなるのか

あくまで妄想だが、バイクの場合は、恐らく「見た」「見てない」の水掛け論になり、最終的に「公務執行妨害で逮捕するぞ」と脅され、検挙されるだろう。
もしくは、“太陽の光の反射でスマートフォンが見えにくかったから向きを変えただけ”なのに検挙される可能性もある。

車の場合はバイクと違いある程度自由が利くため、スマートフォンや携帯電話を操作していたかなど、「着信履歴」「発信履歴」など色々調べられる。
操作が認められた場合、その場で違反となり検挙される。

一発免停の可能性

通常無事故・無違反の場合は、0点から始まる。
が、違反を繰り返しているとその点数は累積される。
ながら運転の厳罰化に伴い、一発で免停となる可能性も大いにある。

以下に免停の点数をまとめてみた。

免停履歴の回数累積点数免停期間
免停履歴なし6点~8点30日
9点~11点60日
12点~14点90日
免停履歴 1回4点~5点60日
6点~7点90日
8点~9点120日
免停履歴 2回2点90日
3点120日
4点150日
免停履歴 3回以上免停履歴 3回2点120日
3点150日
免停履歴 4回以上2点150日
3点180日

免停の常連さんともなれば、スマートフォンや携帯電話の使用による違反で「3点」と取られるとそれだけで一発免停になる。
3回以上ともなれば約半年近くも車やバイクを運転出来ないのだ。

取り締まりを受けないためには

もう諦めて車内またはバイクでスマートフォンを「見る」「触る」行為は「駐車可」の場所で一回停めてからにしよう。
※停車可だと緑のクソジジイが車やバイクを停めたその瞬間『駐車禁止違反を切ってくる場合があるため厳重警戒が必要だ。
(私は1回このパターンでやられた。)

バイクの場合は、かなり厄介だと思う。
スマートフォンの取り付けホルダーの装着事態は違反ではないことから、今の時点でスマートフォンを取り付けていても問題はない。
取り締まりを受けないためには、なるべく「目線だけ」を動かして「チラ見」する程度にしよう。
あからさまに首が動くとスマートフォンや携帯電話の注視として検挙されてしまう可能性があるからだ。

赤信号で停車中の場合は

赤信号になったら車やバイクは必ず「停車」しなければならない。
赤信号から青信号に変わる約3分間は結構暇である。
バイクに乗っている人は、この時間を使って自分が向かっている目的地までの道の確認などをしたりすることもあるだろう。

車の場合は、停まっているのだから問題ないだろうと思う人もいるかも知れない。
これらを検挙されるかどうかも取り締まる警察官の采配次第だ。

とあるニュースでは、「車輪が完全に停車している状態であれば問題ない」という記事を出していた。
ただ、警察庁のサイトを見るとそのことについては書かれていない。

よって、取り締まる警察官によって見逃してくれる人もいれば、厳密に対応する人もいるということだ。
これにより検挙されてしまったら「運が悪かった」と言い聞かせるほかない。

赤信号で停車中の場合であってもスマートフォンや携帯電話はなるべく見ないように心がけよう。

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