皆様は新しいバイク用のヘルメットを購入したあと古いヘルメットはどうしていますか?
家に放置したままにしていませんか?
私もかなり前に買った古いバイク用のヘルメットを押し入れに突っ込んで放置したままなのでそろそろ処分しないとなーと考えています。
色々なサイトを見ると「ヘルメットの購入方法」に関することはたくさん出てくるのですが、処分方法についてはあまり情報が出てこないんですよね。
ショップや通販でお金さえ払えば手に入るのでモノを増やすことはできても処分は困る。それがヘルメットです。
そこで今回は、使わなくなったヘルメットを処分あるいは別の用途で利用する方法について記載したいと思います。
目次
ヘルメットの耐用年数
まずは、バイク用ヘルメットの買い替え時について記載します。
バイク用のヘルメットの耐用年数は、おおよそ3年とされています。
あの有名ブランドのSHOEI様やARAI様の公式ページにも記載されています。
以下はSHOEI様の公式ページから引用した耐用年数についての回答となります。
ご使用開始から3年を目途に交換をお勧めしております。
また次のポイントをチェックして、1つでも当てはまるようならその時点での交換をお勧めします。転倒してヘルメット(頭)を打っている場合
使用頻度が激しく、あごひもや内装にほつれや擦り切れが見られるとき
内装のウレタンがへたり、ヘルメットがゆるく感じるようになったとき。
ヘルメットを被って頭を軽く左右に振り、ずれるようなら交換時期といえます。
発泡スチロールの内側の表面がボコボコとふくれあがり、黒く塗装されている表面に白く亀裂が入っている場合
人によっては、毎日のようにヘルメットを使ったり、月数回しか使わなかったりと使用方法が異なるので、一概に3年と言えませんが、これらのチェック項目に該当するようであれば、耐用年数を経過していなくても新しいものに買い替えたほうがいいと思われます。
とは言え、SHOEIやARAIなどのヘルメットは一番ランクが低いものでも3万円程度、SHOEIのX-14は7万円~8万円と中々に高額なので、3年ぽっきりで交換はしてられないのが現状でしょう。
(私がそうなのですが…w)
バイク用のヘルメットの処分方法
さて、新しいヘルメットを買ったはいいけど、古いヘルメットはどうしましょう。バイク用のヘルメットの処分は、以下の方法で行うことができます。
- ヘルメットを購入したお店で引き取ってもらう
- 不用品回収業者に引き取ってもらう
- オークションまたはフリーマケット等で売る
- リサイクル業者に引き取ってもらう
- ごみ処理業者にて処分してもらう
一つずつ解説していきます。
ヘルメットを購入したお店で引き取ってもらう
ヘルメットを購入する際に今まで使用していたヘルメットを「下取り」してもらうことが出来る場合があります。
※購入したお店がこの制度を取り入れているかによります。
値が付けば引き取ってもらうことが出来るうえに、新しいヘルメットの値段から下取り価格を引いてくれるのでとてもありがたい制度だと思います。
ただし、注意としては、そこそこ状態が良いものに限られる場合があります。
傷が多かったり凹みなどがあると値がつかない場合がありますので、その場合は無償で引き取ってもらう、あるいは減額されてでも引き取ってもらえるか聞いてみるといいでしょう。
また、下取り制度を取り入れていないお店でヘルメットを購入するときは、古い方を処分してもらえるか確認してみてもいいかもしれません。
案外多くのお店では「あ~いいっすよ」と言ってもらえる事が多いです。
不用品回収業者に引き取ってもらう
不用品回収業者は手軽に大体のものは引き取ってもらうことができます。
場合によっては、破損しているものも引き取ってもらうことができるので、おすすめです。
不用品回収業者は、ECOクリーンなどの業者が多数あります。
この手の不用品回収業者は、出張サービスも行っていますので、ヘルメットだけでなく他に不要になったものもあればこれを機に処分してしまうのも一つでしょう。
実際に引き取ってもらおうとしたら「見積もりは」無料「引取りは」有料のような汚い奴もいます。「無料で(見積もりするが)引取り(は有料となり)ます」みたいな。
オークションまたは、フリーマーケット等で売る
冒頭で記載しましたが、耐用年数に満たないヘルメット、傷や凹みがないヘルメットは場合によって値段が付く場合があります。
状態のいいヘルメットであれば、「ヤフオク」「メルカリ」などで売って新しいヘルメットの購入代金に充てることも可能です。
こちらは品質に自信がある場合のみ有効と言えます。
ただし、人が使ったヘルメットはたとえ状態が良くても購入者からすれば不安要素があります。
「被ってみたけどサイズが合わなかった」と言った、"ほぼ”未使用状態でかつ購入してから月日がほとんど経っていない場合しか売れないと思った方がいいかもしれません。
そのためこの方法はあまりオススメしません。
リサイクル業者に引き取ってもらう
状態はキレイだが、オークションやフリーマーケットで売るレベルの品質か自信がないのであれば、リサイクル業者に買い取ってもらうことも可能な場合があります。
ただし、金額はあまり期待しないほうがいいでしょう。
0円でも引き取ってくれるなら処分料を払うことを考慮すれば良いのかもしれませんが、リサイクル業者に売却する場合は値段交渉を一度はしてみるべきだと考えています。
相手はもっともらしいことを言って来るのでつい納得してしまいそうになりますが、どうせ売れるなら高値がつくほうが良いというのが理由です。
1円でも高く売却出来るかどうかはあなたの話術次第となります。
- 査定員を褒める:いわゆるゴマすりです。あからさま過ぎると嫌われるのでさり気なく言うのがコツ。
- 相槌を打つ:相手が話している時「うんうん!」「おぉ!そうなんですね!」などアクションを「気持ち」大きめにすると良い印象を与えられます。
- ゴネる:最後にゴネ得狙いをしてみます。「もうちょっと行けるでしょ~w」などと言って畳み掛けます。
この方法は仕事であっても効果的ですし、「売却」「値引き交渉」する時もかなり有効な手法なので試してみては如何でしょうか。
※個人的にこの手法はかなりの高確率で成功しますが、相手が無愛想なタイプには効きませんので注意してください。
ごみ処理業者に処分してもらう
最後は、自治体のごみ処理業者に処分してもらう方法となります。
ヘルメットの処分に関しては自治体によって扱いが異なり、この地域では「燃えないごみ」として扱うが、この地域では「粗大ごみ」として扱うなど様々です。
そこで、私は東京都 某区の清掃局に問い合わせしたところ、処分するヘルメットの一番長い距離が30cmを超える場合は、粗大ごみ(300円)として扱われるそうです。
30cmを超えない場合は、「燃えるゴミ」での処分になるとのことでした。
下図のようなオフロード系で使用するヘルメットの場合は、先端が出ているので「ここが一番長い距離」というのを推測しやすいですが、通常のヘルメットの場合は全体が丸みを帯びているので「一番長い距離」がどこかという判断が難しくなります。
とは言え、バイク用のヘルメットであれば大体30cmは超えてしまうと思います。
心配な方は、各自治体の清掃局の電話窓口に問い合わせしてみましょう。
防災用として取っておく
処分とは異なりますが、耐用年数的にバイクで使うことは無くなっても防災用としては活用できると思います。
交通事故が発生すると頭部への衝撃は凄まじいものとなります。
バイクのヘルメットは、これを大幅に軽減してくれるように設計されていますので、災害が発生したときにも十分頭部を守ってくれると言えるでしょう。
特にフルフェイスヘルメットの場合、火災などが発生して逃げるとき顔や頭部を覆ってくれるので怪我や火傷と言ったリスクを抑えることもでき、工事現場などで使われるヘルメットや通常の防災用ヘルメットよりも安全性が高いです。
一人暮らしの方は新しいヘルメット、今使っているヘルメットを使えば良いので使わなくなったヘルメットはやはり処分してもいいでしょう。
しかし、家族と暮らしている方で自分以外にヘルメットを持っていなければ防災用として取っておくのも一つの選択肢ではないでしょうか。
とは言え、あまりにも古いヘルメットだと防御力も落ち防災用としても使えない場合があるため状態によっては処分した方がいいかもしれません。
まとめ
- 耐用年数を超えたらヘルメットの交換を検討しましょう
- 耐用年数未満でも衝撃を与えるなどしたものは交換することを検討しましょう
- 悪徳業者に注意すれば不用品回収業者に依頼するのも一つ
- 状態がキレイなヘルメットであればオークションやフリーマーケットで売ってしまうのも一つ
- オークションやフリーマーケットで販売できるか分からない場合は、リサイクル業者に引き取ってもらうことも検討していいかも
- あまり手間がかからないので、ごみ処理業者に処分してもらってもいいかも
- ヘルメットの最大距離が30cmを超えると粗大ごみになる場合があります。