バイクは一体何歳まで乗れるのか

バイクが好きな人は何歳になっても乗っていたいもの。
若いころにバイクを乗っていたが、高齢になってからリターンライダーとしてバイクに乗っている人も最近ではよくみかけます。

もちろん60代や70代になってもバイクの乗っている人は概ね健康体の方でしょう。
まあ健康体でなければバイクに乗れないでしょうけどね。

今回は、60代や70代になっても健康でいられることを前提とした場合、一体バイクは何歳くらいまで乗れるのかについて記載します。

バイクの重量

バイクの重量は車種によっても異なりますが、250cc~400ccクラスで大体150kg~200kg前後、大型車になると幅は大きくなりますが大体200kg~300kg前後なのでかなり重量があります。
ちなみに隼はというと、完全ノーマルの乾燥重量で266kgあるのでガソリンやら諸々入れたら300kg近くになります。

歳をとってもこの重量を支えていくのは大変です。
いつまでも若い時の感覚でいると立ちごけするリスクもあります。

年齢による筋肉の衰え

年が経つにつれて体力の低下は必ず起きます。
おじいちゃんになってもボディビルダーをやっていてマッチョのままの人も中にはいますが、基本的に筋肉量が減っていきバイクを支える力も次第に無くなります。

筋肉量は、70代の人と20代の人を比べると4割程度に減少するそうです。

また、30代〜50代の中年期にあまり運動をしないで過ごすと、筋肉が急激に減少する可能性もあるようなので、毎日でなくても定期的に運動は続けないといけませんね。
私は社会人になってからまともに運動してないのでヤバいかも…

バイクは基本的に全身の筋肉を使います。
ただ、一番出番の多い筋肉は足腰です。

バイクを倒してしまったときに起こすのも足腰を使います。

もし、筋トレをしようと考えているのであれば足腰を重点的に鍛える方がいいかもしれません。

認知機能や判断能力の衰え

最近騒がれている高齢者によるクルマの事故

真偽のほどは分かりませんが大体の人が回答するのは「アクセルとブレーキを間違えた」というもの。

ただでさえクルマは判断しなければならないことが多いのにバイクは道路状況の判断なども増えるため、クルマよりも判断基準が多くなります。

認知機能や判断能力も高齢になるにつれて衰えてきます。
これは仕方のないことなので、バイクに乗り続けるには認知機能や判断能力を衰えさせないよう努力しなければなりません。

2011年の記事ですが、興味深い記事を見つけました。

この研究は、東北大学加齢医学研究所とヤマハ発動機が共同で2008年5月から二輪車乗車が脳の活性化に及ぼす効果について調査したもの。

それによると自動二輪を購入したユーザーの認知機能とメンタルヘルスの変化を計測したところ「バイクを買った人とスクーターを買った人とを比べると認知スピードに関してはバイク購入者だけが改善している。メンタルヘルスのアンケートでも不安感や仕事の悩みの項目でバイク購入者のみ改善し、スクーター購入者は改善していないこともわかった」という。

さらに購入6か月後の変化では「使用頻度でいうと週に1、2回乗っている人だけが統計的に優位にあがっている。さらに購入車種の違いでもバイクを買った人は頭の回転の速さ、脳全体の働きが良くなっているが、スクーターの方は全く変化がない。購入形態によって脳と心に与える影響が違ってきているということがわかった」。

 

スクーターもバイクの一種なので何が違うのか分かりませんが、バイクのMT車に乗っていると認知機能が改善したという研究があるそう。
[高齢]と言われている年齢になる前からバイクのMT車に乗っていれば認知機能や判断能力の衰えを防止することができるかもしれません。

結局何歳まで大丈夫なのか

私が所属している隼のオーナーズクラブでは、70代の隼乗りもいますし60代の隼乗りも多くいます。

人によりけりなので何とも言えませんが、70代でも隼に乗っている人がいると思うとあと30年以上は乗れるなと思えてきます。

ですが、結局は個人の生活管理次第なので「体が弱ってきた」「乗ってて危ない」と少しでも思ったのなら早々に降りるべきだと考えています。
(事故に遭うよりいいので)

80代でバイクに乗っている人もいるかもしれませんがそこまで元気だと尊敬します。
目安としてはバイクに乗れても70~75歳くらいかなと思ってます。
※個人の見解です。

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