これを読んでもあなたは軽装でバイクを運転出来ますか?

B!

ヘルメットやプロテクター入りジャケット、プロテクター入りズボン
どれも、万が一事故に遭っても体を守ってくれる装備品となります。

結構これらを軽んじてる人がとても多いのです。
そこで今回は、バイクの死亡事故の原因について記載したいと思います。

バイク事故の死者数

2019年2月22日更新の警視庁が公開しているホームページによるとバイクの交通事故による死者数は、平成30年時点で全国で613人だったそうです。

また、バイクの事故率は全体の約20%を占めており、車の事故率は約30%となっています。
バイクに乗っている人口によりも、車に乗っている人口方が圧倒的に数が多いので事故の割合も大きく見えますが、事故全体の20%を人口の少ないバイクが占めていると考えたらその事故率の高さが伺えます。

そして死亡事故が発生する時間帯は、過去5年の統計から通勤時間が約30%、帰宅時間が約20%という結果だそう。
ツーリング中の事故は約15%となっているようです。

あくまで、私の考察でしかないが、通勤時間は交通量も多くなるため渋滞にハマることもあるでしょう。
そしてバイクの特権でもある「すり抜け」が死亡事故を増長させているのではないだろうか。

帰宅時間にも死亡事故が多いのは、仕事の疲れでバイクを運転すると一瞬の判断ミスなどによりこのような結果を招いてるのではないだろうか。

年齢層

事故を起こす年齢層で高いのが以外にも40代のようです。
過去5年の平均で言えば40代がダントツで事故率が高く、次に16歳~24歳(若年層としか書かれていないので年齢は妄想)と30代という結果に。

バイクの免許は、16歳から取得することが出来ます。
10代で免許取り立てもしくは無免の一部の輩は危険運転をしていることがありますね。
これで事故を起こして死亡したのであれば、ただの自業自得なので同情はしない。

が、普通にマナーを守って運転している人もいるが追突(する/される)などで死亡してしまう可能性はどの年齢層にも関係なく起こりうることだと思います。
バイクには車と違って守ってくれるものが無いので、これはもう「注意しよう」としか言いようがないのが現状と言えそうです…。

バイクの死亡事故による怪我の箇所

バイクの死亡事故による怪我の箇所についても記載がありましたので、紹介したいと思います。
以下は、警視庁のホームページからの引用となります。
二輪車の交通死亡事故統計 (平成30年中)

平成30年 平成29年 平成28年 平成27年 平成26年 過去5年合計
全損 2人 0人 2人 2人 1人 7人
頭部 23人 21人 20人 18人 18人 100人
顔部 0人 1人 0人 0人 1人 2人
頸部 3人 1人 3人 3人 4人 14人
胸部 13人 12人 10人 9人 12人 56人
腹部 2人 4人 3人 3人 5人 17人
背部 0人 0人 0人 1人 0人 1人
腰部 0人 2人 2人 1人 3人 8人
腕部 0人 0人 0人 0人 0人 0人
脚部 1人 0人 0人 1人 0人 2人
窒息溺死 0人 0人 0人 0人 1人 1人
総計 44人 41人 40人 38人 45人 208人

 

最悪なトップ3だが、1位は頭部の怪我による死亡
2位は胸部の怪我による死亡
3位は腹部の怪我による死亡

この3つに共通して言えることは全て上半身、それも人間の正面側で起きています。
バイクは基本前にしか進まないので当然かもしれないが、これも結構怖い結果であることに間違いはないでしょう。

また、同ホームページの記載にはこう記載されています。

平成30年中に発生した二輪車乗車中の死者のうち、40.9パーセントで事故時にヘルメットが脱落していました。

つまり、「ヘルメットを正しく被っていなかった」ということになります。

ヘルメットの確認

頭部の怪我による死亡はダントツだということが分かりました。
そして、約40%は、ヘルメットが脱落していたということから、ヘルメットを正しく被っていないもしくは、経年劣化したヘルメットを使用していたことが原因ではないかと推測できる。

死にたくなければバイクに乗る前にもう一度以下について確認しましょう。

  • 半キャップを使っているなら使うのをやめましょう。
  • ヘルメットのあごひもはしっかり締めましょう。
  • 4、5年以上経つヘルメットを使うのはやめましょう。
  • 品質が劣化しているヘルメットを使うのはやめましょう。(強い衝撃を与えたもの)
  • 安いからと粗悪なヘルメットは選ばないようにしましょう。

こちらも参考にしてもらえると嬉しいです。

プロテクター入りジャケットを着る

事故による怪我の第2位である胸部、第3位である腹部は、プロテクター入りのジャケットを着ることで怪我を最小限に抑えられる可能性があります。

意外にも背面にしかプロテクターが入っていないジャケットがあります。
前面にもプロテクターを入れることは出来るが別売りの場合も。

プロテクターは事故にあった場合でも身を守ってくれる頼もしい相棒です。
ケチらないで前も後ろもしっかりとしたプロテクターが入ったジャケットを着用してください。

また、冬場は寒いのでジャケットを着たりすると思いますが、夏場は暑いからと言ってジャケットを着ずに半袖で運転している人もいます。

万が一事故に遭ってしまったら肉のすり身が出来てしまいますよ?
生きていたとしてもすり身になった腕や体、足などで一生過ごしたいですか?

プロテクター入りのズボンの着用も忘れずに

下半身も骨折などによる怪我を防ぐため、プロテクター入りのズボンを着用する方が良いでしょう。
足が無くなってしまったらバイクに乗ることは叶わなくなってしまいます。

万が一の事故に備えて安全に運転するのがかっこいいライダーだと思います。

おまけ

軽傷であっても事故は事故です。
誰かを傷つけてしまったり、モノを破壊してしまった場合は運転者の責任です。
任意保険には「絶対」加入しましょう。

車の任意保険加入率は約70%、バイクに至っては僅か40%という結果もあります。
莫大な損害賠償をあなたは払えますか?

事故で死んでたほうがマシだと思える生活があなたを待っています。
結果として自ら死ににいくようなことをしなければならなくなる無保険での運転はライダー失格です。
今すぐバイクを手放してください。

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