あなたのミラーは大丈夫?社外品のミラーに関する落とし穴

ミラーは後方確認を行う際に必要な大切なパーツとなります。
バイクをカスタマイズする際、純正ミラーから社外品のミラーに変えている方もいると思います。

今回は、社外品のミラーに変えた場合もしくは、これから変えようかなとお考えの方に向けてミラーに関する注意事項を記載したいと思います。

社外品のミラーに変えるメリット

純正のミラーから社外品のミラーに変えるメリットについて記載します。

メリット
  • 防眩機能があるミラーがある
  • 後方確認時の範囲が広がるタイプがある
  • バイクに合わせたデザインが豊富

    防眩機能があるミラーがある

    防眩(ぼうげん)機能とは、「眩しい」と感じる光を軽減する機能になります。
    たとえば、太陽の強い光や夜間車などのライトがミラーに反射し「眩しい」と感じることがあると思います。
    強い光がミラーに反射するとミラーでの後方確認が正しく行えないため危険です。

    目視確認すればいいじゃんと思うでしょうが、目視確認はあくまで死角となる部分を直接見るだけなので後続車との距離感を掴むには不十分です。

    以下のような色付きのミラーには防眩機能があるため、ミラーに反射した太陽光や夜間、後続車からのライトが眩しいと感じることがありません。
    そのため、後方確認もより安全に行うことができるメリットがあります。

    後方確認時の範囲が広がるタイプがある

    ミラーによっては、防眩機能に加えて鏡に映る範囲が広くなる処置も施されています。
    よって、死角となる部分が減るため、より安全に後方確認を行うことができるようになります。
    ※ミラーから見える範囲は広がりますが、死角は無くならないため、教習所で習ったとおり目視確認は行いましょう。

    バイクに合わせたデザインが豊富

    純正のミラーのデザインが気にいらないという人や、他のデザインにしたらもっとかっこよくなるのでは?と考える人もいると思います。
    その場合、社外品のミラーはデザインが豊富にあるため、自身が気に入ったデザインを好きなように選ぶことができます。
    純正品はそのデザイン一択ですが、社外品はいろいろあるため、選ぶのも楽しいかもしれません。
    防眩処置や確認範囲が広がる特殊な処置がされている高級品でなくてもいいという人はとても安価に交換することができます。

    しかし、ミラーは安価なものから高価なものまで様々ですが、あまり安全性が高いと言えないようなミラーはやはり選ぶべきではありません。

    社外品のミラーに変える場合の注意点

    社外品のミラーに変える場合の注意点を以下に記載します。

    保安基準のミラーであるか確認する

    はじめに保安基準に準拠したミラーであるか確認しましょう。

    対象車両

    以下に記載する内容は、2007年(平成19年)1月1日以降に製造された全ての車両、および2005年(平成17年)1月1日以降に型式を認定された全ての車両が対象となります。

    • 鏡面の面積が69平方センチメートル以上であること
    • 円形以外のミラーは鏡面のサイズが120mm×200mm(200mm×120mm)未満で、直径78mmの円が収まるサイズであること
    • 円形ミラーは鏡面のサイズが直径94mm以上150mm以下であること
    • ミラーが車両の左右に取り付けられていること。
    • 歩行者等に接触した場合に衝撃を緩衝できる構造であり、歩行者に傷害を与える恐れのないもの。
    • 反射面の中心が、かじ取装置の中心を通り進行方向に平行な鉛直面か280mm以上外側にあること。 など

    ※ミラーそのものに対する形状に決まりはありません。

    さいごに

    例えば下図のような細いミラーを付けている人を見ますが、このようなミラーは視界が狭いため安全とは言えません。
    車検が必要なバイクに装備した場合、間違いなく不合格になります。

    では車検が必要ないバイクには良いのかと言えば、おすすめしません。
    視界が狭いということは死角となる部分が増えるということになります。
    車検が必要無いとしても粗悪なミラーは選ばないようにしましょう。

    GSX1300R 隼のミラーの取り付け方法については、こちら!

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